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塀(へい)が、自動販売機が、倒れてきます

塀がぱったり倒れます
神戸市消防局 提供 (阪神・淡路大震災)
自動販売機が倒れます
神戸市消防局 提供 (阪神・淡路大震災)

 歩いていたら、突然、大きな揺れがして、ブロック塀が倒れてくる…。
 1978年宮城県沖地震では、27名の犠牲者のうち、14名もの方がブロック塀や石塀の下敷きとなり命を落としました。
 上の写真は、阪神・淡路大震災の際のブロック塀の倒壊と、自動販売機が倒れている様子ですが、比較的、大きな地震では、町のあちこちで塀や自動販売機が倒れます。

 特に狭い路地では、塀のほか、屋根瓦や、ベランダ、塀の上に置いてある植木鉢が落ちてくることもありますし、倒壊した家が電柱を巻き込んで倒れてくる場合もあります。また、よく一時避難場所などに指定されている地域の中小規模の神社やお寺などでは、重い石で造られている鳥居や灯ろうが倒れてきたり、墓地では墓石が倒れてくる場合もあります。こういった、生活圏に近い、身近な重いものにはふだんから注意をしておきましょう。(神社やお寺は、よく地域の一時的な避難場所や集合場所として設定されている例が少なくありません。すべての場所で安全とは限りませんので、自治体、地域でよく話し合って、場合によっては見直されることをおすすめします。)
   神社やお寺などで見られる倒壊の例(写真) >>

 そのうえで、地震を感じたら、すぐに倒れそうなものがない少し広い場所や頑丈そうな建物のなかに身を寄せるするなどといった行動が必要です。また、切れた電線も、感電のおそれがあります。絶対にさわらないようにしましょう。
 また、大きな地震には余震がつきものです。当分の間、狭い道や塀沿いを歩くのはやめましょう。

塀では、子どもがより深刻なケガを負う可能性があります

狭い路地、塀が倒れてきたら大人なら頭は直撃を免れます

 仮に、大人の背丈くらいの塀が地震で倒れてきたら、大人は頭部直撃(即死)は免れますが、子どもは背が低いので、下の写真のように頭部への直撃に加え全身強打し即死する可能性も高く、生命にかかわることも少なくありません。

 高い塀が続く狭い路地では、両方の塀が倒れてくることも考えられるので、特に注意が必要です。もし子どもがふだん使っている通学路や遊び場などにそういう場所があったら、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
 また、大人でも、大きな揺れがきたら立っていられず、しゃがむと、子どもと同じ危険が生じますから、地面を四つん這いになって、はってでも塀の切れ目といった、少しでも開けた、安全そうな場所に移動しましょう。

 倒れやすい塀は?

 外から見ただけでは区別のつきにくいものも多くありますが、特に危険な塀は次のとおりです。

  • なかに鉄筋が入っていない
  • 直角に支える控え壁がない
  • 全体に傾き、ひび割れがある
  • 基礎や基礎のまわりがしっかりしていない
  • 大人の背丈より高い壁(2m以上)

 塀が倒れると、人にケガを負わせるばかりでなく、道路をふさぐので避難や救助のときにも大きな障害となります。ご自分の家の塀を専門家に点検してもらって、補強をすることをお勧めします。
  新しく作る場合には、生け垣やフェンスがより安全です。生け垣には助成制度を設けている自治体もありますので、問い合わせてみるとよいでしょう。

背の低い子どもには、倒れる塀が直撃します

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