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巨大地震が起きるメカニズム-プレート境界型地震

 イラストは海溝部分の断面図です。かなり単純化してありますが、くり返し起きる巨大地震(たとえば、十勝沖地震、宮城県沖地震、東海地震、南海地震、東南海地震など)のメカニズムは次のようになっています。

 イラストにあるように、海側の太平洋プレートとフィリピン海プレートは、もぐりこみながら、日本の大部分がのっている陸側の北米プレートとユーラシアプレートを一緒に引きずっていきます。よって陸側の北米とユーラシアプレートは圧縮されたり引っ張られたりします。

前のページ;常に押し合う4枚の
プレートの上にのる日本>>

日本がのっている北米プレートとユーラシアプレートの下を大平洋プレートとフィリピン海プレートが沈み込む。年に数センチ、沈み込む

 限界に達すると岩盤が割れて破壊が起こり、ゴムが放たれるように元の位置に戻ろうとします。その巨大な跳ね上がりは、上にある海水を動かし津波を発生させます。これを、プレート境界型地震(または海溝型地震)といいます。
 特に東海地震、東南海地震、南海地震は、過去に100年前後を周期としてくり返し、連動して起きていることがわかってきました。同じプレートが原因で起きる地震なので、プレートの一部が限界となって動くと、そのほかも我慢できずに一瞬のうちにはがれてすべり、跳ね上がる可能性があります。
 いま、一番、恐れられているのが、2035年(誤差±10年)ともいわれるこの連動型の3兄弟による地震です。

その沈み込みで、上にのる北米プレートtpユーラシアプレートのしなりが限界にきて跳ね上がり、地震とともに津波が発生
北米プレートやユーラシアプレートのなかで起きる地震、沈み込むプレートの境界で起きる地震、沈み込む大平洋プレートとフィリピン海プレートの中で起きる地震がある

【参 考】

 上記のイラストはとても単純に書いてありますが、実際には、プレート間の接着面の一部だけがはがれる場合や、少しだけ戻る場合があるなど、さまざまです。それに応じて地震の規模も、連動しておきる地震も変わってきます。また、プレートとプレートの間がすべるだけでなく、陸側の北米とユーラシアプレートは、常時、押され、圧縮されることで上面にごく近いところや内部にも複雑に歪みやなどができ、割れたりずれたりして地震を起こします(内陸型地震)。
 一般に海で起きる地震のほうが、津波の発生等により広域に被害をもたらすことが多いのですが、内陸型地震でも、地表に近いところで断層が動く直下型地震では、動いた断層の大きさにもよりますが、1995年の阪神・淡路大震災や2004年の新潟県中越地震の旧山古志村のように被害がより大きくなります。

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