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大災害を呼ぶ、最悪の地震シナリオとは?

    その前に、地震とは、どういうものか知っておきましょう

 台風、集中豪雨、火山、地震、さらに自然災害ではありませんが、比較的大きな事故やテロなど - これらは私たちに多大な被害をもたらします。なかでも地震は、その規模にもよりますが、日本では、あたりまえのように巨大な地震が起きることが指摘されています。大災害を起こす可能性がある地震について、以下にまとめてみました。

  1. 地球全体をみると、地震が起きる場所というのは決まっています
       世界中のどんな場所で地震が起きているか、地図で見てみましょう >>
  2. 日本は地球上で、よく地震が起きる場所に位置していて、実際に世界中で起きる地震の1割が日本で起きています。毎日、どれくらいの地震が起きているかは、こういったホームページからもわかります。
        気象庁「最新の震源情報の画像ページ」へリンク >>
    また、世界で発生するマグニチュード6.0以上の地震のうち、およそ2割が日本で起きています。
    つまり日本は、残念ながら、巨大地震が起きやすい場所に位置しているということがわかります。
       日本周辺を地図でみてみましょう >>
  3. 巨大地震を起こす、そのメカニズムも知っておきましょう。
       巨大地震(プレートの境界で起きる地震)はなぜ起きる? >>

 これらのことから、なぜ、地震が同じ場所でくり返し起こるのかといったことや、日本海側より太平洋側に地震が多いこと、海で起きる地震に比較的、規模の大きな地震が多く、大津波を伴う可能性が高いことなどが理解できます。


  主な参考資料 : 総理府地震調査研究推進本部「日本の地震活動<追補版>」
           web上では、 地震調査研究推進本部「日本の地震活動」で見られます
    最も恐ろしい、大地震のシナリオとは?
 いま、研究者たちが最も恐れているシナリオがあります。それは、いま生きている人たちは、誰1人として経験したことのない連続して起きるスーパー巨大地震と、それほど間をおかずに、おそってくる大津波による大災害です。大津波は、場所によっては何時間も続いておそってきます。
 これは、プレート境界型地震の東海地震、東南海地震、南海地震が連動して時間差なく立続けに起きるケースです。
 右の図にカーソルをあてて見ていただくとわかるように、この3つの地震はすべて同じプレートが関係する(フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下にもぐり込むことから起きる)地震で、過去には、短時間のうち連続して起きていることがわかっています(下表参照、数字は起きた順番)。
年/地震名/間隔
南海地震
東南海地震
東海地震
1707年(宝永)
同時発生

1854年(安政)
32時間差

1944-46年
(昭和)
2年後

 また、

  • これらの地震は、ほぼ100年間隔で起きていること
  • 昭和の時には想定東海地震の震源域で地震が起きていない

ということもわかっています。
 次のこのスーパー巨大地震が来るまでには、20〜40年程あります。関東から九州まで、広く津波が押し寄せ、長く揺れる大地震により未曾有の大災害になるとも想定されています。さらに、専門家からは、東南海・南海地震の発生の前後に、内陸の活断層による地震が活発化し、連続して発生する可能性も指摘されています。
 確実におそって来る…。その時期が迫っている…。そのことがわかって、皆さんは何もせずにただ来るのを待ちますか? それとも自分のため、あるいは家族や子どもたちのために、何か行動を起こしますか?
 これからは、少子化、高齢化に加え、自治体の財政難とともに市町村合併による防災力の低下も心配されます。
 巨大地震もやってくるとされる2025〜45年に向けて、「地震大国」に住む日本人の知恵と行動力が試されています。


 主な参考資料(上記資料のほか) : 
   林 春男「いのちを守る地震防災学」岩波書店

4枚のプレートにのる日本
↑ カーソルを上にのせてみてください。
(北米プレートとユーラシアプレートの境界は、
それほど鮮明でなく、不明なところがあります

◆もっとくわしく知りたい方は :
 内閣府/防災情報のページ(リンク)
   震災対策(リンク)
   東海、東南海、南海地震の被害想定について(リンク)

【東海地震の情報について】

 東海地震は、予知がなく突然、起きる可能性もあります。 予知情報が出せるように、研究者の方々が大変な努力をなさっていますが、地震の前兆現象が全くなかったり、考えていたモデルと異なって発生したり、前兆現象が観測網より沖で発生し、とらえられない、といったことがあります。
  「もうすぐ来るよ」という情報が必ずもたらされるとは限らないということを、覚えておいてください。

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