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倒壊しなかったマンションやビル、内部で大きな被害が発生も!

 ビルやマンションで、建物が壊れなかったとします。これはとってもよいことですが、建物内部はどうでしょう。

大地震が起きると…

 阪神・淡路大震災では、ビル、マンションの建物内部では次のようなことが起きました。

  • 床上設置設備等では、固定が不完全なために設備本体の転倒・移動による被害が発生し、特に水槽や配管などの衛生設備に多くの被害が見られた
  • 近畿地区全体で約5,600台のエレベータに被害が発生。閉じ込めも156件。新耐震基準に対応した対策の有効性がある程度、確認された一方で、ロープ、テールコードのひっかかり、絡みなどには効果がなかった。
  • 自家発電機の被害もあったが、本体に被害がなくても冷却水不足などにより運転が継続できなかった
  • 内外装材(非構造部材)や設備の被害により建物の機能や財産価値を失った。脱落・落下が多いのはラスモルタル、RC下地タイル、ALC、窓ガラスの順。
  • スプリンクラー誤作動による水損など、建物としての機能を失う
  • トランス被害により受電できずに停電になった
  • マンションにおける高置水槽被害による給水不能に

 なかでも、「停電で水が出ない」というのは、ふだん、水は電気で作動する電気によって動くポンプによって屋上にある貯水タンクに水がくみあげられているからです。停電後、貯水タンクにある水を使ってしまえば、そのあとはもう水は出なくなります。
 水を運ぶのは重労働です。エレベータも動かないので、阪神・淡路大震災では、建物は大丈夫だったのに、重たい水を毎日、階段で部屋まで運ぶことができなくて避難所生活を余儀なくされた方もいます(人間には大人1人につき、2〜3リットル/日の水が必要とされています)。


 主な参考資料 :(一部編集)
「阪神・淡路大震災教訓情報資料集」 内閣府・(財)阪神・淡路大震災記念協会
※ 上記、資料に記載されている参考文献の一覧はこちらから >>

 

建物の外観は大丈夫でも、
生活できるかどうか、わかりません

   

2005年7月23日、首都圏をおそった地震による
エレベータ被害について >>

想像してみましょう
水が出ないと、どんなことが困る? >>

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