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救急車が来るまでの時間が大事!

 救急車が到着するまでには、電話をしてからおよそ6分(目標の建物の前まで)。さらに倒れた人(以下、「要救助者」という)がいる場所に救急隊員が到着するにはさらに2〜3分かかることもあります。
 仮に、呼吸ができなくなって心臓が止まった場合、酸素を大量に必要とする脳に酸素が供給されなくなります。脳は時間がたつにつれ細胞が死んでいくため、結果として大きなダメージを負うこととなり、運良く一命をとりとめても身体に重い後遺症が残ったり、最悪の場合には死にいたることもあります。
  ひとつの時間的な目安として 「カーラーの救命曲線」があります。それによると、心臓停止後約3分で死亡率は50%、呼吸停止後約10分で死亡率50%となり、時間がたつにつれて救命率は落ちていき、心臓停止では5分を超え、6分、7分と時間がたつほど蘇生の可能性は少なくなっていきます。救急車を待つ、たった6〜7分で、その要救助者の生命が失われてしまうこともあります。
 あなたがもし、倒れて意識がない人を見かけてたら、すぐに近くにいる人や民家に119への通報やAEDの取り寄せを頼む一方、あなたは一秒でも早く気道を確保し、呼吸が異常もしくはなければ人工呼吸、心臓マッサージをしてください。特に心臓停止した小児(1〜8歳)や溺れた人、窒息の可能性のある人には、救急車を呼ぶ前にまず人工呼吸と心臓マッサージを2分間(イラストにあるように2:30を5サイクル)、施すことが望ましいとされています(一刻も早く、酸素を送り込むことが必要)。

■ 倒れている人への応急手当の手順(最低限)(一般市民が新生児以外の人を助ける場合)
 
心肺蘇生の国際ガイドライン2005(AHA)を受けて、2006年6月30日、日本国内版のガイドライン『救急蘇生法の指針 改定3版【市民用】』が出版され、この指針に基づいて日本赤十字、消防等の救急法講習プログラムが改定されました。
 今回の改定は、CPR(心肺蘇生法。人工呼吸と心臓マッサージ)の効果が最大限に高められるよう、また一般の方がCPRをやりやすくなりました。
 詳しくは、財団法人日本救急医療財団/日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会ホームページを参照してください。

 救急車を待つ間、要救助者の口からのどの空気のとおり道(気道)を確保し、呼吸が正常でなければ心マッサージをほどこす処置が一刻も早く必要になります。

 手順を右のイラストに示しました。ただし、これはあくまで一次救急としての最低限の応急手当にすぎません。AEDがある場合には、届き次第このフローのあとAEDを実施し、再びCPRを行いながら救急車を待ちます。

 といっても、一般の方がこうした行動がすぐにとれるかどうかは難しいかもしれません。そこでお勧めしたいのは、最寄りの消防署などによる救命救急の講習を受けて応急処置の方法を体得することです。特に、ご家族に小さなお子さんやご高齢の方がいらっしゃる場合には、ぜひ「応急手当に関する講習」を受けることをお勧めします。誤飲や、ケガの止血方法なども学べます。
 最近では公の場所や多くの人が集まる場所にAED(自動体外式除細動器)が設置され、講習を受けた方なら誰でも使えるようにもなりました。このCPRには、AEDと組み合わせることでより大きな効果が出ます。

 >>右のイラストを印刷する

救急車がくる間、人工呼吸をしましょう
通常は2回息をふきこんで30回心臓マッサージをしますが、感染防護のマウスピース等がない場合は、心臓マッサージだけでも有効です
AEDがきたらAEDを実施しまたCPRに戻ります

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